
1番桜、咲きました。伊豆高原は河津よりも早く河津桜が咲き出します。
倶楽部ハウスのエントランスで桜がお出迎え致します。その他、敷地内でも咲き出しました。花見湯を露天風呂でお楽しみ頂けます。

パチン、コチン、パラパラパラ。コン、コン、コロコロコロ。
秋風が木々の葉を揺らすと森の精がいたずらを始めます。
初めてお越しになったお客様が倶楽部ハウスで驚いたようなお顔で肩をすくめています。
クヌギ、コナラ、カシ、シイ。木の実が屋根を打つ音。花吹雪に秋の訪れを告げています。

真っ赤な花を咲かせているのが山ツツジです。
花言葉は「燃える思い」だそうです。
新緑の若葉の勢いの中にまさに燃えているような赤い花を咲かせています。
まるで紅葉しているように見えますね。

うさぎ棟を抜けて広がる森の園の突き当たりには、水色の中心から白いガクを広げて甘茶の花が咲いています。
その茂みからは、丸みを帯びた艶やかな青紫色のガクアジサイが顔を出しています。
まさに甘茶の花と紫陽花の共演。梅雨の晴れ間にオススメの散策コースです。

今年は20日ほど早く全国的に梅雨入り。例年なら新緑を満喫できる最高の季節です。
実は、うさぎの森は雨も素敵なのです。キラキラと輝く雨露が勢いづいた緑によく映えます。

すずなりに咲くエゴの木、やまぼうし、ウツギ、白い小花が集まって咲くガマズミ。
お部屋の窓から、倶楽部ハウスとの行き来の時などにお楽しみください。

清涼感のある白い花、姫沙羅は日本の色棟の前に大きな枝を茂らせています。

この時期、鳥たちが花をついばむせいで花が落ち、まるで雪のように積もります。
花吹雪の駐車場隣の雑木林に油桐があります。
桜に似た小ぶりの白い花を咲かせ、咲いたその姿のまま散っています。
伊豆の歴史には欠かせない油桐。種子から採れる桐油は江戸時代に重宝され、「油桐御殿ができたほど」と聞きます。

先代主人曰く「20年ぶりの開花」だそう。倶楽部ハウス前の植え込みです。
「高嶺の花」と言いますが、シャクナゲを指していると言われています。
高山の奥地に咲いていて手の届かない存在を表しているのだそうです。
原産地に近い環境で育てなければ開花を見るのは難しいとされているとか。

「倶楽部ハウスから宿泊棟や貸切風呂に抜ける途中のスロープにも手すりが欲しい」
そんなお客様の声を伺い、取り付けました。
ゆるやかに登り、ゆるやかに下るこの細道は、お風呂や食事に行く時にお客様は何度となく歩かれる道。
手を添えて歩いてみると今まで気づかなかった草木の囁きが聴こえて来るかも知れません。