季節感あふれる地物の白鯖河豚、雲子豆腐
11月後半の長七お献立は、長かった夏の名残から一気に秋の装いに変わった。 食前の柚酒から始まる 蕪の深鰭餡掛けは温かい前菜。鶏がらだし仕立ての深みのある餡が、舌で潰せるくらいの柔らかい蕪に絡んで「じゅわっ」とした食感。 …>続きを読む
自然に調湿する和紙、極上の宿泊棟 日本の色棟
日本の色棟は、青、赤、紫、茶 の4色で日本人が昔から愛した4色なのだそう。 花吹雪の敷地内では森の中央に位置しており、食事処や貸切温泉にも行きやすい。 四色の色でコーディネートされた部屋は、お好みの部屋の指定をいただくほどにリピートが多いと聞い…>続きを読む
小さな秋を見つける温泉旅
急に秋めいてきた10月。つい先日までは日中真夏を思わせる陽気であったのに、朝晩冷え込むようになり、季節の変化を感じる。 そうなると、なぜか温泉旅に出たくなるのである。 伊豆高原の秋はゆっくりやってくる。桜の葉が黄色に、漆が紅…>続きを読む
秋の味覚、素味噌焼きと摺流し
手をかけすぎず素材の味を活かしてこそ、その滋味深さが際立ってくる。秋の味覚はそんな表現が似合う。 伊豆高原は相模湾を見下ろす溶岩台地。複雑な地形と黒潮の影響を受けて多様な海の生き物が生息することは知られている。海底には海藻が群生する海中林があ…>続きを読む
源泉掛け流し、富士ヒノキの檜風呂
檜風呂がリニューアルしたというので、楽しみにしていた。早速、体験してみることに。新しい檜風呂は、なんといっても良い香りで、湯殿の外まで香っている。 檜風呂と聞けば「高級感」や「特別感」を覚える。香りの良さと木目の美…>続きを読む
ほくほく栗おこわ、契約農家の高原野菜
暑くて長い夏。秋風がそよぐ頃となったこの頃、心身ともに癒されたいと思う。 伊豆高原は朝夕の気温が下がり、ミンミン蝉がツクツクホウシに変わったという。 秋の訪れだ。天然掛け流しの温泉に浸かり、美味しい秋の味覚を楽しみ、この夏を乗り切った自分を労っ…>続きを読む
山のフカヒレ、天然ムキタケ。とろりとした食感に舌鼓
天城の山に自生しているきのこは旬が短く、お目にかかれるのはほんの一時。特に今年は記録的な夏の猛暑で山の自然にも異変が。天然キノコは収穫量が例年を大幅に下回っているという。 昨年、この時期に訪れた時には、天然きのこのご飯、「おこわ」に出会えた。…>続きを読む
おすすめ散策コース「池盆地の田園風景」
花吹雪から車で8分。知る人ぞ知る散策コース「池」。 「池」と言っても池があるわけではなく、以前は池だった盆地の地名が「池」。 4000年前に大室山が噴火して、流れ出した溶岩が深い渓谷に流れ込んで堰き止め、カルデラ湖ができた。今は静かな田園地帯で…>続きを読む
晩秋の伊豆高原、駿河湾の本海老と秋鰆で晩酌
冷たい空気が冬を運んでくる立冬。富士山の初冠雪は昨年より3日遅く、一昨年より5日遅いと言うから静岡県は立冬を過ぎてもまだまだ秋という感じだ。海を見下ろす伊豆高原は冬さえも暖かいので庭の茶梅が咲いたり、イルミネーションを見かけたりするとそろそろ季節は…>続きを読む
天然記念物・大室山と伊豆の瞳、一碧湖
伊豆高原に滞在中、ショートトリップで楽しめるスポットとして大室山は気持ちが良くておすすめである。「単成火山」の典型、鉢形のスコリア丘で山全体が国の天然記念物に指定されている。伊豆東部火山群では最も大きなスコリア丘で頂上からは東伊豆地方の海まで一望で…>続きを読む