金目鯛桜葉〆、八重桜と天城山葵のソルベ
小彼岸桜の満開を迎える頃には、貝や春野菜など旬の恵みがふんだんにあしらわれて夕餉の献立も随分春を装ってくる。 八寸:蕗と蕗の薹の白和え、地物黒鯛の昆布〆小袖寿司、天城産山葵の三杯酢、静岡県産ばい貝の旨煮、蛍烏賊とたらの芽の芥子酢味噌掛け 大人の…>続きを読む
伊豆高原の春だより「染井吉野と小彼岸桜の競演」
伊豆高原の桜前線は、3月に入って予想外の寒さに停滞していた。 晦日になってまるで手のひらを返した様に汗ばむほどの真夏日となり、花吹雪では日本の色棟前の染井吉野と森の園の小彼岸桜が一気に満開となった。こんな日に滞在できるとはなんとも幸運である。 …>続きを読む
冬の風物詩 突きん棒漁で獲れた伊東のナマコ
伊東の海に残る伝統的な漁法に「ナマコの突きん棒漁」がある。晩秋から春先にかけて伊東市の沿岸では、小船に乗った漁師が箱メガネで海底を覗き込みながら3m〜6mもの長いモリ、「突きん棒」でナマコや貝を獲っている。 海が澄んでいて底まで見えなくては獲…>続きを読む
冬限定!人気No1、和のスィーツ「ぜんざい」
まだまだ花冷えのする季節は、温かい日本の甘味が恋しくなる。花吹雪の茶店、雲上亭・緑蔭亭では、なんと言ってもほっこりとした甘さの「ぜんざい」が一番人気だと言う。 「ぜんざい」「おしるこ」はどう違う いずれも小豆を砂糖で煮たもので材料は同じ。で…>続きを読む
金目鯛の最高級ブランド・伊東港地金目
本州では一番早い開花の河津桜。今年は1月中旬より開花するという早さである。例年では2月上旬の開花、約1ヶ月で見ごろとなるそうだ。伊豆高原の宿で早い春の訪れと冬の献立を楽しむ夕餉となった。 先付:炙り帆立擦りおろし林檎酢、白髪セロリ …>続きを読む
伊豆高原から贈る旧友への葉書
日常の喧騒や雑事から解放された旅先の宿。何もせずにゆったり寛ぐ豊かな時間で1枚の葉書を書くのはいかがか。湯上がりに浴衣、袴、丹前という姿が花吹雪での部屋着。なんとなく「書く」という気にさせる気もする。 ご無沙汰してしま…>続きを読む
和ハーブ・丁子(クローブ)で温活
寒い夜は、ホットラムがおすすめ。ラム酒をお湯で割り、丁子を一粒。レモンを添えていただく。スモーキーな甘いバニラの香りが立ち、身体の中から温まる。シナモンとの相性もいいので好みでパウダーを振るのもいい。 丁子はクローブと言う方が耳慣れて…>続きを読む
晩秋の伊豆高原、駿河湾の本海老と秋鰆で晩酌
冷たい空気が冬を運んでくる立冬。富士山の初冠雪は昨年より3日遅く、一昨年より5日遅いと言うから静岡県は立冬を過ぎてもまだまだ秋という感じだ。海を見下ろす伊豆高原は冬さえも暖かいので庭の茶梅が咲いたり、イルミネーションを見かけたりするとそろそろ季節は…>続きを読む
天然記念物・大室山と伊豆の瞳、一碧湖
伊豆高原に滞在中、ショートトリップで楽しめるスポットとして大室山は気持ちが良くておすすめである。「単成火山」の典型、鉢形のスコリア丘で山全体が国の天然記念物に指定されている。伊豆東部火山群では最も大きなスコリア丘で頂上からは東伊豆地方の海まで一望で…>続きを読む
冷おろしといただく夏の名残と秋の旬
暑いかった夏もようやく鎮まり、秋がかけ足で来た。今年の夏は「命に関わるほどの暑さ」と言われるほど、各地の最高気温を更新した。涼を求めて行った高原の避暑地も、エアコンがないので返って猛暑となったところもあるほど。 涼やかな秋の風に乗って虫たちの声が…>続きを読む