カシミヤ、キャメル、天然素材ハンドメイドの織物

柔らかな風合いの毛織物ストール。重さを感じないカシミヤのストールは、200g以下なのだそう。身につけている気がしないほどの軽さはストレス知らず。 花吹雪のショップコーナーにさりげなく展示されている作家モノのストールが気になって手に取ってみる。



冬素材だと思いがちな毛織物の巻物だが、薄く仕上げてあるものは、季節は問わないそう。実際にエアコンの効いた室内では首周りや肩に羽織りものが欲しくなる。冬用のマフラーやストールは厚めで保温に優れている分、ボリューム感も出るので合わせる洋服も選ぶことになる。薄手のものは、ボリュームもさほど出ずにファッションに影響も少ない。


カシミヤ(カシミヤ山羊)


モンゴルやネパールなどの高地に住むため繊維が非常に細かく軽くて暖かいのが特徴。柔らかな肌触りと上品な艶や光沢感があります。デリケートで「繊維の宝石」と言われるほど高級素材。


ヤク(牛)


中国、チベット、ヒマラヤの高地に住む。過酷な環境に対応してヤクは機能的に優れています。高い保湿性、柔らかな肌触り、丈夫で毛玉になりにくいメリットも。


アルパカ(ラクダ)


南米のアンデス山脈に住むペルーやボリビアです。毛の1本1本が空洞になっており、空気を溜めるので防寒性にすぐれている。軽くて保湿性が高く、滑らかな肌触り。艶感があり丈夫です。「アンデスの宝石」と呼ばれているほど。


キャメル(ラクダ)


フタコブラクダから採れる素材。カシミヤよりも太くコシがある。保湿性、弾力性に富み手触りが良い。ほとんどがナチュラルカラーで使用される。



花吹雪の近くに工房があると言う「アトリエKai」さんでは、手織の体験ができるというので予約をお願いした。歩いて2〜3分、伊豆高原の静かな住宅街にある工房には織り機や作品が所狭しと並んでいる。



初めての体験はコースターづくり。2時間ほどで2枚くらい織ることができる。



初めは機織り機の扱いに慣れなくて、同じところに左右から横糸を入れてしまいそうになる。折上がる布の左右の端の処理が出来上がりの美しさを左右するよう。



マイコースターが出来上がった。古布を裂いた糸からこのようになるとは!驚きと満足感。



アトリエkai 三条 海さん


機織りの魅力を伺ってみた。
1本の糸を折り重ねていくことで、世界にたった一つの布地へと織り上げる素晴らしさ。折前の色の掛け算だけでは仕上がりが想像できないところがまた魅力。追及したいと言う気持ちが溢れてきます。



素材の魅力について
天然素材は柔らかさ、軽さ、暖かさが魅力ですね。それぞれ特徴があって作品の仕上がりにも素材の個性が出ますね。



夏の暑い間や雨の日などでも宿からちょっとでかけて作品作りに没頭してみてはいかがだろうか?
アトリエKai 花吹雪から予約:体験料2000円+材料費500円〜




掛け流し温泉の家族風呂、24時間いつでも入れるとは宿泊するものにとって、本当に素敵なサービスだといつもながら思う。汗と疲れをさっと流して寛ぐ常宿。



今夜は希少酒、DATE7と甘鯛の松笠焼きをいただく。懐かしい思い出話が飛び出して、夕食の会話に華が咲く。